2019年12月3日 (火) 15:16
こんにちは。
ゆらぎ接骨院・鍼灸院の池田です。
坐骨神経痛、名前は聞いたことがある方が多いと思います。
実際には、どのような状態なのかは、わからない方も多いのでは
ないでしょうか。
本人が坐骨神経痛なのではないかという事で来院される方が、よくいらっしゃいますが
実際はそうでない場合も多いです。
下肢にくる神経痛では、坐骨神経痛、大腿神経痛、外側大腿皮神経痛、
閉鎖神経痛などが、あげられます。
坐骨神経痛とまぎらわしい神経痛は上記の神経痛や、仙腸関節痛(骨盤のお尻の方に
ある関節)、腰痛の関連痛などが、あります。
坐骨神経は腰~お尻~大腿後ろ~脛、ふくらはぎを通るので、その
神経走路に沿って痛みが出ることが多いです。
では、どのような状態があると、坐骨神経痛はでてくるのでしょうか。
まず有名なのが、腰椎ヘルニアです。腰骨の間にある椎間板が飛び出て神経の通り道
を圧迫して神経根が炎症を起こします。腰からお尻~下肢に行く神経が、ヘルニアにより
しびれや痛みを感じるのです。
腰椎ヘルニアの他にも、変形性脊椎症(腰椎症)、椎間関節症、脊椎すべり症、脊柱管狭窄症
などがあげられます。これらにより、坐骨神経痛が出現する事が多くみられます。
《骨盤と腰椎を後ろから見たものです。黄色が神経です。》
《坐骨神経はお尻からでてきます。大腿後ろを通り
下腿の方にいきます。》